※はてなブログからワードプレスへブログを移行しました!

 

前回うちのランタンの変遷をお伝えしましたが、そもそもランタンをどうやって選んだのかちょっと書き記します。

ランタンはキャンプサイトで夜を快適に過ごすために使います。
焚き火で語り合ったあと、さぁテントへ入ると真っ暗で何も見えなくなってしまい、大変です(当たり前です。

そういう実用性の面もあるのですが、実際にはキャンプサイトの雰囲気を決めてしまう力があります。
雰囲気のあるキャンプを作り上げるには大切な要素なので、悩みも尽きないです。

どんな観点で選ぶのか

まず一般的に1サイトにランタンは2~3個置いているキャンパーが多いと思います。
その内訳ですが、

メインランタン
メインランタンはキャンプサイト全体を照らします。
このランタンがサイト全体の明るさを決定づけるため、なるべく明るいものを選びます。
また、少し遠ざけて置くことで虫をそちらに集めて簡易虫除けにする方法もあります。

テーブルランタン
テーブルの上は人の影が出来てしまい、メインランタンの光だけでは不十分になるため、テーブルの上にも一つランタンを置きます。
こちらはテーブルの上ということもあり、中型でデザイン性の良いものだとオシャレなサイトに近づくでしょう。

テント内ランタン
テント内は基本的に寝るときにしか入りませんが、寝支度をするときにどうしても光は必要になります。
また、両手を使って寝支度をすることになるので、天吊ができるような小型のランタンを吊り下げておくと非常に便利です。

 

それぞれのランタンを選ぶ基準は3つです。
①置く場所はどこか(テーブル or ランタンポール or テント内)
②明るさはどれほど求めるか
③ロマンをもつか

となります。

どんな形があるのか?

ランタンと言われると↓のようなザ・ランタンが浮かぶのではないでしょうか?

Coleman(コールマン) ケロシン(灯油) ランタン 12022-L [並行輸入品]

Coleman(コールマン) ケロシン(灯油) ランタン 12022-L [並行輸入品]

実はこういう形のランタンは明るい「メインランタン」が多く、商品数はそこまで多くありません。

一方で、「テーブルランタン」は非常に多彩なデザインがあります。

コールマン ランタン ルミエールランタン 205588 【日本正規品】

コールマン ランタン ルミエールランタン 205588 【日本正規品】

スパイス スマイル LED ランタン ハイビスカス PEVS1010RD

スパイス スマイル LED ランタン ハイビスカス PEVS1010RD

また、安価なLEDランタンに多い形は↓のような円筒形の形をしています。
収納時には光る部分が円筒の部分に収納されて、引っ張り出して使う形になっています。

 

大抵のランタンは置いて使うタイプと、どこかにぶら下げるように出来ています。
「テーブルランタン」は置いて使うタイプ。メインランタン、テント内ランタンは吊り下げができるものが向いているでしょう。

通常置いて使うランタンにも持ち運びができるよう、吊り下げる取っ手がついているものがありますが、実は注意が必要です。
それは、光の広がる方向です。
光はなにもなければ360度に広がりますが、置くタイプでは倒れないように土台がしっかりしており、あまり下まで光が届きません。
こういったランタンを上に吊り下げると上手く下に光が広がらないため、上だけ明るいような形になってしまいます。
この問題に着目して作られたのが、「ジェントス」のランタンです。

このジェントスのランタンは上のカバーがまるっと取れるようになっており、引っ掛ける時に逆さまにすることができます。
それによって家庭の照明と同じように明るく照らされます。

 

明るさが一番大切な要素です。

用途に応じて最適な形のランタンがあり、なんとなく見た目がおしゃれなランタンがあれば良い雰囲気がつくれそうな気がするのですが、実は光の強さという観点があります。
食事をするテーブルのど真ん中に1000ルーメンのLEDランタンがあると、眩しく、寒々しい感じがします。
一方で少し離れたところからサイト全体を照らすメインランタンに500ルーメンなどのLEDランタンでは圧倒的に光が足りません。

また、真っ暗な夜はランタンだけが光です。暖色系の色なのか、白色系なのか、むっちゃ明るいのか、なんとなく暗いのか雰囲気を決定づけます。

大抵のおしゃれなキャンプでは、メインランタンやテーブルランタンには暖色系を使い、テント内では暖色系ないしは白色系が良いのでは無いでしょうか。
また、離れたところに暖色系の光量のあるメインランタンを置き、サイト全体をまんべんなく照らし、テーブルランタンはちょっと抑えめが良いです。

みたいな事はいろんなサイトを見れば分かるのですが、いや、光量があるってどうやったら分かるのよwと。

下に目安をまとめてみました。

メインランタン

LEDランタン 1000ルーメン以上
ガス・ガソリンランタン 電球換算 140W以上

テーブルランタン

LEDランタン 300ルーメン〜600ルーメン程度
ガス・ガソリンランタン 電球換算 100W程度

テント内ランタン

LEDランタン 200〜500ルーメン程度
ガス・ガソリンランタン テント内では使えません

あくまでワタシ的目安です。
メインランタンはカタログ値500ルーメン、実効値300ルーメンのLEDランタンでは暗すぎました。
ガソリンランタンは130,140Wでは暗く感じる人もいるようです。

テーブルランタンは300ルーメンは無いと厳しいと思いますが、明るすぎるのも考えものなので中間です。

テント内は実際にはくつろいだりしないので、安眠を阻害しない程度の明るさかなと思います。

燃料によっても違う!?

最後にして最も大切な燃料の違いです。
良く言われているのは、燃料をキッチン類と揃えて効率的にしましょうみたいなのがあります。
確かにいろんな種類の燃料を持っていくのは大変なのである程度は揃えた方が良いかと思います。
一方で、揃えようとすると買うキャンプ用品の選択肢が狭まってしまうので結構辛いというのは事実だと思います。。。
余り気にせず収納を楽しんでも良さそうですね。

LEDランタン

 

人工的な光を放ちます。必ずしも白色だけでなく、暖色白色が切り替えられるランタンも多く、初心者はとりあえず安いのでよいので一個もっておくと良いと思います。

メリット

  • 燃料コストが安い(100均乾電池最強)
  • 安全(倒しても安心)
  • スグつく(スイッチひとつで一瞬で付きます)
  • 安定している(外部環境に左右されず、安定した光量です)

デメリット

  • 全体的に光量が小さいものが多い
  • 人工的な光になる
  • ロマンが無い

デメリットより圧倒的にメリットの方が大きいです。特にテント内では火気厳禁なので、LEDランタンしか選択肢がありません。

ガスランタン

コールマン ランタン フロンティア PZランタン 203536 【日本正規品】

コールマン ランタン フロンティア PZランタン 203536 【日本正規品】

 

ガス缶があればスグに点火して簡単に扱えて、本格的なキャンプになります。LEDと違いガスを燃やしてマントルを光らせます。人工的な光と違いすごく柔らかいです。

メリット

  • スグつく(カチッとひねって火を近づける)
  • 簡単に雰囲気のある光を手に入れられる
  • ある程度光量が大きい

デメリット

  • 燃料代が高い
  • 気温に左右されやすい
  • だんだん暗くなる

後述のガソリンランタンに比べ取り扱いが簡単ですが、やはり燃料代が高くつきます。大体4時間程度で1缶(600円程度)使うようです。
このコスパの悪さから普通のCB缶のモデルが複数でていますが、こちらは気温に左右されやすいです。
ガスなので外気温が低いと気化出来ず、光が強くなりません。
また、終盤はガスがなくなっていくので、だんだんと暗くなっていき、微妙に使い切れていないガス缶が溜まっていきます。

ガソリンランタン

コールマン ランタン ノーススター2000ランタン 2000-750J

コールマン ランタン ノーススター2000ランタン 2000-750J

 

唯一にして絶対王者です。上のノーススターでは190Wの圧倒的な光量と自然な光を、極寒の環境でも手に入れられるランタンです。
やはりメインランタンはガソリンランタンにして、サブでガスランタンやLEDを持っているキャンパーは多いようですね。
そしてハマっている人は、ガソリンランタンを複数所持しているマニアのような人もいるそうです。

メリット

  • 圧倒的光量
  • ロマンがある

デメリット

  • 点火までに時間がかかる
  • ホワイトガソリンの管理が必要
  • メンテナンス用の道具が必要

ポンピングなど点火までに作業が多いのが特徴ですが、世代を超えて使えるランタンとしてメンテナンスをすれば一生使い続けられます。
デメリットとして、ホワイトガソリンの取り扱いは慎重にしたり、点火時にポンピングなどで15分程かかります。
ただ、そんな手間も得られるメリットに比べてみれば可愛いものです。

総論

結局我が家では、

メインランタン コールマン パワーハウスツーマントルランタン 290

コールマン ランタン パワーハウスツーマントルランタン 290A740J

コールマン ランタン パワーハウスツーマントルランタン 290A740J

テーブルランタン ジェントス エクスプローラー EX-1000C

テント内ランタン 安いLEDランタン

となりました!